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SAKURA

桜が満開です。今年もまた桜と会うことができました。

いつも桜が咲いた頃に父のお墓参りに行くのですが、今年は「今日行かないの?」と、母親から突然電話かあり、お彼岸の中日に行ってきました。いつも、中日に行こうなんて言わない母親なのにどうしたことでしょう。
「いつも中日に行こうなんて言わないじゃない」「そんなことないわよ」「言わないわよ!誰かが中日だと言っていたから、そうだ行かなければ、と思ったのでしょう」「そんなことないわよ」と、車を運転している私と母親はこんな感じ。
でも、お寺に着いて駐車する場所が混んでいたこと、桜が咲いていないことで気がついたようで、「この日に来たことはここのところなかったわね」と。ほらみなさい!お互いにムキなっていましたが、ま、他愛のない母と娘の会話です。
お墓に着くと、先にお参りに来た方のお花とお線香が・・・。○○さんかしら?○○さんかしら?・・・と。
たくさんのお墓にたむけられているお花たちを眺め「何てきれい」と、新鮮な発見をしたような母。そうよ、だからここのところお彼岸の中日には来ていないのよ。

この日は、どう言うわけか、たくさんの方々が私の背中に。そして帰宅してもご一緒でした。震災後の9月のお彼岸の日に岩手県大槌町に初めて伺った時、たくさんの方が私の背中に負ぶさって練馬までいらっしゃってしまったあの感覚に似ていました。

「この歳になると死ぬのが怖いのよ」と、母は言います。「今始まったことではなく、私が子どもの頃からそんなこと言っていたじゃない。だから私もすっかり影響されてずっと死が怖くて、怖くて・・・・。」「あら、それはすみませんね」と、母。年老いてからこんなことを娘に言われるのはきついだろうな・・・・。

私は、ずっと前から、コンクリートで出来たエレベーターのない古いアパート(昔の公団住宅のような)を見ると、何とも懐かしく住みたい気分になっていました。不思議な気分でした。中国に行ってもその手のアパートをみると同様な気持ちになったりして・・・。いつも、いつもそう思うので、きっと前世の私はこのようなアパートに住んでいたに違いないと思っていました。ところが、ここ数年まったくそのような気持ちになっていない自分に気付いたのです。どうしてだろう?はてな?はてな?う~ん、そうか、そのひとは、今の私の年齢まで生きていなかったのだ。だから、私の中からあのアパートへの感情が消えていたのかもしれない・・・!そうか!そうだ!そうに違いない!納得。え!?でも、そんな昔からコンクリートでできたアパートあったのかしら?妄想か・・・、単なる妄想だったのか・・・、変なの。

あれ?何だか死だの霊だの前世だの・・・・、あちらの世界の方向へどんどんはまって行きそうです。
満開の桜の幽玄さが私にこのようなことを書かせているのですね、きっと。

私は、ここ数日、東京スカパラダイスオーケストラの25周年日本武道館コンサートへ行きご機嫌になったり、友人の仲倉重郎監督の久々の監督作品「マンゴーと赤い車椅子」を観に行き、仲倉監督だからこそ撮れた映画(仲倉監督も15年前に突然車椅子になりました)、その根底にある辛さを逆転して生きる彼独特の生き方に通じる深さからくる爽やかさに感動しました。そして、韓国の俳優でんちゃんが客演していた「悪い冗談」では、30代半ばの作・演出家、広田淳一さんの戦後70年をテーマにした芝居に、同じ想いだね、と、何だかとても嬉しくなりました。
まだまだいろいろありますね、心のカンフル剤。大丈夫!しばらくはこちらの世界で。

そうそう、新しく買った体重計。お節介にも、体重だけではなく、私の様々な肉体情報が点滅します。
何と!私の体内年齢70歳!70歳~!まだ体験していない70歳を身体だけが体験しているなんて!!これこそアンビリバボー~!!

花より団子等とは言いません。
桜の花びらとともに私の脂肪も一緒に散って欲しいものです。

何だ!今日のブログは、支離滅裂。桜の季節は様々な想いが去来し、はしゃいだり、想いにふけったり心が定まらないですね。

桜狂乱・・・・。今年も僅かな日々のSAKURA狂乱、これで良いのだ。

何はともあれ、暫くは、今年の桜を楽しみましょう。桜は本当に美しい・・。

SAKURA、SAKURA・・・・、SAKURAよ、SAKURA。



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